そのほか、この回には19年『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)準優勝の大須賀健剛のセルライトスパ、今年の『R-1』準優勝のルシファー吉岡、16年『キングオブコント』(TBS系)王者のライスも出演している。
15年はおかずクラブ、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で2度ファイナリストになっているモグライダーに加えて、岡野陽一がのちに『キングオブコント』で2度ファイナルに進出する巨匠が出演している。おかずクラブのゆいPはのちに「このゴッドタンがきっかけだった」と語っており、業界におけるこの企画の影響力はすでに確立されていたようだ。
16年には昨年の『THE SECOND』で準優勝し、一気に“おじさんの夢”となったマシンガンズが出演。この年はピン芸人・曇天三男坊が大ハネして派生企画まで生まれている。曇天はのちにコンビを結成、TCクラクションとして『キングオブコント』4年連続準決勝に進出している。
17年は『M-1』3度ファイナルのゆにばーすと、ランジャタイ。当時はゆにばーす・川瀬名人のキャラクターが大ハマりし、こちらもピンでの派生企画が生まれるなど注目が集まったが、川瀬が「M-1に差し支える」という理由で、本気でバラエティへの出演を断る意向を示し、その後、佐久間宣行プロデューサーもオファーを自粛していることを明かしている。
18年は宮下草薙。この『ゴッドタン』と、同年に初出演した『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「人見知り芸人」を経て大ブレークを果たした。そのほか、きしたかの、ナイチンゲールダンス、四千頭身、さらにEXITのテレビデビューもこの年だった。チャラ男キャラで登場したと同時に「実は真面目」であることがMC陣に見破られ、たった1回の出演で完全にキャラクターを確立してしまったEXIT。その後のブレークぶりは言うまでもない。