相手に喜んでもらうため、記念日や誕生日にサプライズを仕込みたい!そんな消費者の要望に応える為、昨今はレストランをはじめとする様々な業種が「サプライズ協力可能」といった方針を掲げています。

しかし、時と場合によってはサプライズが失敗する可能性も0ではありません。近日、中国で店側のミスによるトンデモサプライズ事件が発生。偶然に偶然が重なり起こった「悲劇」が大きな話題となりました。

■家族のためにケーキを注文

現地メディア「九派新聞」の報道によると、事件が起こったは中国・江蘇省(こうそしょう)のとある洋菓子店。

この日姪っ子の誕生日を祝うためケーキを予約していた男性・林(リン)さんは本人に「3月5日に誕生日ケーキを〇〇という店で予約したから、取りに行っておいで。支払いはもう済ませてあるからね。皆で食べよう」と伝え、仕事に向かったのだそうです。

その夜、家にはフルーツがたっぷりのった豪華な誕生日ケーキが到着。心温まる楽しいパーティーが行われました。

■ケーキの中に「異物」が…?

バースデーソングを歌い、ろうそくを吹き消し、主役がケーキに入刀したその瞬間「何か堅いものが真ん中にある!」と一言。よくよく見てみると、ケーキの中には透明ビニール越しに指輪を入れるような箱が入っており、一家は騒然となりました。

「え、なんで婚約指輪!?」驚いた一家はすぐさま洋菓子店に連絡。結果、全く同じ形のケーキを別の客が注文しており、そちらはプロポーズに使うため中に指輪を埋め込んでいたことが判明。

林さんは「今すぐ指輪を返しに行きますから、新しいケーキを作っておいてください!!」と電話口で伝え、その足で洋菓子店に向かったのだそうです。