『恋わずらいのエリー』初登場6位で出だしは「イマイチ」

 第6位に初登場したのは、宮世琉弥と原菜乃華のダブル主演作『恋わずらいのエリー』。『第42回講談社漫画賞少女部門』にノミネートされた藤もも氏の同題作品を実写化した作品だ。

 地味な女子高生・エリー(原)は、学校イチのさわやか王子・オミくんとのロマンチックな妄想を、「恋わずらいのエリー」という名前でSNSにつぶやいていた。そんなある日、彼女はひょんなことから、オミくんの“裏の顔”を知る。さらに自分の妄想が本人にバレてしまうという絶体絶命のピンチに陥る――。

 主人公のエリーが、自分の“推し”であるオミくんと恋愛関係になるというのは、特にティーンの女子に“刺さる”内容と思われるが、初登場6位という結果は、300館超えの大規模上映の割に「イマイチ」と言わざるを得ない。

 同作の内容が歌詞に反映された主題歌、NiziUの「SWEET NONFICTION」は3月14日に配信が開始され、やはり若い女性の間で人気を博しているだけに、映画のほうの集客につながってほしいものだ。