嵐は2020年末に活動を休止し、以降はメンバーそれぞれがソロで活躍していたが、性加害問題の影響が仕事に及ぶようになり、俳優業メインの二宮はそれを避けるために独立。この独立により「退所してもグループには所属したまま」という“裏技”が明らかになり、嵐の他のメンバーの退所もあり得るのではと騒がれた。

 そんな中、松本の気になる発言があった。昨年の大河ドラマ『どうする家康』で主演を務めて以来、松本は地上波から姿を消していたが、今月10日にフジテレビ系の旅番組『なりゆき街道旅』に出演。大河ドラマで共演した俳優の波岡一喜から「殿、大河ドラマやってから地上波に出た?」と問われ、松本が「出てない。初です。たぶんこれで今年終わりです」と答えたのだ。

 本当に地上波出演がこれで最後になるなら、松本ほどの売れっ子が3月に「テレビ出演納め」になるのは通常であればあり得ない話で、多くのファンが「異変」を感じたようだ。この異変については、先述した「文春」が伝えているように、松本の「プロデューサー転身」願望が関係しているのではとみられている。

 松本は嵐のコンサートで画期的なステージ演出の数々を手がけてきたほか、2021年末には東京ドームで開催したオールスターライブ「Johnny’s Festival」で総合演出を務めるなど、演出家としての手腕は評価が高い。旧ジャニーズ事務所からマネジメント業務などを引き継ぐ新会社「STARTO ENTERTAINMENT」の初イベントが4月に東京ドーム、5月に京セラドーム大阪で開催されるが、これも松本が演出を担当すると伝えられている。