3月2日に放送された、櫻井翔主演の土曜ドラマ『新空港占拠』（日本テレビ系）の第8話。物語も終盤戦。前回で武蔵（櫻井）が新たな国際空港を占拠する集団「獣」による事件の黒幕とされる「山猫」が北見（手塚とおる）であることを暴くが、武蔵の妻である裕子（比嘉愛未）を拉致する「鼠」の大河（ジェシー）が、なんと別の人物が「山猫」であると突き止める。メンバー間の意思のすれ違いが起き、これまでの結束が崩れつつある「獣」にとって、真の「山猫」がいるとなれば、さらなる混乱が巻き起こりかねないなか、大河は武蔵に「おまえの妻が1年前に犯した罪を明らかにしろ」と語り首輪に時限爆弾を仕掛けた。空港内の人質が少しずつ解放されるなかで、新たな人質となってしまった裕子。武蔵は妻の命を守るために、愛する人の罪を暴けるのか……。

　さくら（ソニン）を中心にした指揮本部は大河と裕子の居場所を突き止め、武蔵は現場に向かう。「獣」の面々も大河の行動は想定外だった。かつて大河は、罪を暴いた後にその人間を生かすか殺すかという話で「生かす」を支持した「獣」たちと決別していた。「獣」も決して一枚岩ではなかったのだ。さらに、大河の支持者もいるのが事態を複雑にしていて、駿河（宮本茉由）が「獣」の中に裏切り者がいることを突き止める。その人物は詩(山本千尋)であり、彼女は大河の考えに賛同していた。