「メインの球場から離れた場所で事故が起こったために、球団スタッフも気づかず選手や裏方が対処していた。絶対にあってはならないことで本来ならスタッフや警備員が厳重にガードしなければいけないのに、スタッフの責任者は昨年着任したばかり。今春のキャンプを実質的に指揮するのは今年が初めてで、まったく対処できなかった。そんな状況でトラブルが起こったのだから信用なんてあったもんじゃない。すでに選手側から球団サイドにも苦情の申し入れはしているそうです」

 その後もファンが雑踏事故に巻き込まれそうな場面は何度かあったようで、とても改善されたとは言えずそのままキャンプは何事もなかったように終了している。

 前出のテレビ局スタッフは「見て見なかったふりをするよう指示は出していませんが、安全なファンサービスを提供する意識が欠けていることは間違いない。改めなければいつか大事故につながってしまうのではないだろうか」と話す。

 当該球団スタッフは事の重大さに気づいて真摯に反省すべきだが……。