「事故が起こったのはセ・リーグ某球団の1軍キャンプ地で、2月上旬から中旬の春季キャンプ実施日に複数回発生していると聞いています。キャンプ地内では選手とファンが容易に近づける場所があって、そこで有酸素運動トレーニングを終えた選手がファンサービスをしている時に事故が発生したようです」

 実際に事故が起こったとされる現地を知る地元関係者によると「選手とファンの間にフェンスなど明確に遮るものはなかった。だから人が殺到すると大事になるだろうという状況は容易に想像できます。今年はコロナ禍が明けて久しぶりに制限なくキャンプ見学が可能となりました。そのため、大半の球団キャンプ地では、来場者数が昨年までの数年間と比較しても大幅に増えていました。もちろん、来場者が増えればトラブルが起こりやすくなるため綿密な警備計画を立てなければいけない。だが件の球団側が全く対応しきれておらずファンが殺到。一部がケガをしていた」と話す。

 この球団の関係者にも話を聞いてみると匿名を条件に「トラブルはあったと聞いている」と認めた。