保険貧乏という言葉を聞いたことはありませんか。余分な保険に入りすぎて、お金に困っている状態を指します。それ本当に、「意味がある保険」ですか?

しかし、自分が保険貧乏に陥っていることには案外気が付かないものです。万が一のとき、備えとして保険が有効なのは事実です。ただし、重複した保障内容の保険を複数契約しても意味はありません。定期的に見直し、浮いた保険料は貯蓄に回すほうが効果的です。

先取り貯金と資産運用でおおらかに貯めよう

真面目に頑張っているのに貯金が増えないという人に必要なのは、まずは肩の力を抜くことです。

いっそ、収入から毎月一定額を先取り貯金や資産運用に回し、余った分は使い切って構わないなど、おおらかなスタンスに変えてみましょう。この方法ならあまり労力をかけずに続けられるので、結果として貯金も増えていきますよ。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー) 立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日本FP協会の消費者向けイベントにも講師として登壇経験あり。