着方編|ホテルの浴衣マナー3選

①左側を上にする

Photo by Kinden Kuo

ホテルの浴衣の着方で注意したいのは、襟の位置です。どっちが上かで迷う方も多いかもしれませんが、必ず左側を上にして着るようにしましょう。

左側を下にしてしまうと、死装束のときの着方と同じになるため、縁起が悪いものとして扱われます。部屋で寝るだけでも、なんとなく避けたい着方ですね。他の宿泊客と出会う可能性があるスペースでは、なおのこと注意したい着方です。

ちなみに、着物や浴衣はよく「右前」という言葉が使われますが、「右前=右を先に体に密着させる」という意味です。右が上か左が上か、混乱させる原因になっている言い方ですね。右を先に体に合わせて、左側を上に重ねるのが正しい着方です。

②肌着は臨機応変に

もともと浴衣は寝るときに着用する衣服だったので、現在でも肌着は不要とされています。ホテルの部屋で寝るだけであれば、ブラやパンツなど着けないほうが、気楽に過ごせるという人もいるでしょう。

しかし、出歩く場合はさすがに不安ですね。出歩く場合は、下着を着用して上に丹前を羽織るようにすれば良いでしょう。透けて見えるのが避けられますし、通常のブラで浴衣のラインが崩れても隠すことができます。

丹前なしの場合であれば、スポーツ用のブラやキャミソールを着ておくことをおすすめします。通常のブラは、浴衣のラインを崩してしまいますが、スポーツ用ブラであれば軽減できます。

③着崩れに注意する

Photo by Yasuo Kida

ホテルの館内を歩く場合に、注意したいのが着崩れです。ロビーなどに行かないにしても、襟や裾がはだけてしまうと見苦しくなるので、周囲への配慮として気をつけておきたいポイントです。

ホテル内を歩く場合は、浴衣の着方をしっかりと押さえて、着崩れしないようにしましょう。また、動作によって着崩れしてしまうことがあるので、浴衣での動き方にも配慮すると良いでしょう。

 

使用後編|ホテルの浴衣マナー3選

①部屋の分かりやすい場所に置く

寝るときや出歩くときに使用した浴衣は、チェックアウトの際には、部屋の分かりやすい場所に置いておけばOKです。とくに置き場所などの指定はされないことが多いので、浴衣を脱いだら、ベッドメイクの方などが分かりやすい場所に置いておきましょう。置いてあった場所に戻しておくのも一つです。

②簡単に整えて置く

浴衣を使った後のマナーとして、簡単に整えて置くよう配慮しましょう。寝るときに使った浴衣などをぐちゃぐちゃに丸めて放置するのは、マナーの観点からは避けたい行動です。綺麗に折りたたむ必要はありませんが、ある程度は整えてからチェックアウトすると気持ちいいですよ。

③持ち帰りはNG

ホテルのアメニティは持ち帰れるものが多いですが、浴衣は対象外となります。間違えて持ち帰らないように気をつけてくださいね。うっかり荷物に紛れ込んでしまっていた場合は、ホテルに連絡すると良いでしょう。送り返したり、記念に手元に残したりなど、持ち帰ってしまった浴衣の対処法を教えてくれるはずです。

浴衣以外のホテルでのマナーは?

ここまで、外出やロビーでの使用NGなど、ホテルの浴衣についてのマナーをご紹介してきました。しかし、ホテルで気をつけたいのは、浴衣だけではありませんね。スリッパや食事などのマナーについてもご紹介します。

①ロビーでの写真は避ける

ホテルのロビーは、たくさんの宿泊客が集まる場所なので、写真撮影は避けるようにしましょう。ホテルはプライベート性が高い場所なので、他人の写真に写ってしまうのは避けたいという方は多いことでしょう。素敵なロビーなので記念に残したい気持ちがあるかもしれませんが、我慢するようにしましょう。

②ホテル内のスリッパはNG

ホテル内をスリッパで歩くのは、基本的にNGです。温泉がメインのホテルでは、自由にスリッパが使える場所も多いですが、宿泊メインだと厳しいことがあります。

スリッパは、浴衣と同様の扱いだと考えておきましょう。公の場で使うアイテムではないため、部屋での使用に留めておくのが無難です。どうしても気になる場合は、「利用案内」を見て、スリッパの扱いに関する記述がないか確認しておくと良いでしょう。

③部屋や食事処以外での飲食もNG

ホテルでは、部屋や食事処以外での飲食も基本的にNGです。食べ物や飲み物を、館内の好きな場所で気軽にいただくのはマナー的に避けたい行動なので注意してください。

また、部屋食付きの場合は、がっつりとした食事は部屋でも持ち込み不可です。誕生日のケーキなどの特別な食べ物は、事前にホテルに相談しておくと良いでしょう。

④寝るときのアロマにも注意

寝る前にアロマを焚く習慣がある方は、ホテルでは避けるように注意しましょう。お気に入りの香りでくつろぎたいこともあるでしょうが、残り香でホテルや他の宿泊客の迷惑になる可能性があります。また、煙が火災報知器にひっかかる可能性もゼロではないので、ホテルでのアロマはNGです。

ホテルの浴衣マナーを押さえて滞在を楽しもう

ホテルの浴衣マナーは、意外にNGとなるものが多いですね。また、ホテルによっても扱いに違いがあるので、注意が必要です。確実なのは、ホテルの利用案内にしっかりと目を通しておくことですね。

浴衣マナーをきちんと押さえておけば、滞在も楽しいものになるでしょう。スリッパやアロマの使用など、他のマナーの注意点と併せて、楽しい滞在の役に立ててくださいね。

 

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