『鬼滅の刃』ブームは落ち着いてきた? しかし依然として強い「ジャンプ」系列作品
3位は上映開始から4週目を迎えたアニメ映画『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』(2月2日公開)で、累計興収は17.7億円を突破。こちらも「ジャンプ」で連載されていた『鬼滅の刃』(漫画家・吾峠呼世晴氏)が原作で、昨年2月3日には『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』も公開。後者は上映開始から3週目の時点で累計興収26億3700万円となっていただけに、今作は勢いが足りていないようだ。『鬼滅の刃』というコンテンツ自体のブームが落ち着いてきた可能性もある。
なお、前回のランキングと同様、今回もトップ10に『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』、『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』と「ジャンプ」作品が2作入っている。また、6位の山崎賢人主演『ゴールデンカムイ』(1月19日公開)も漫画家・野田サトル氏が「週刊ヤングジャンプ」で連載していた同題作品の実写版、7位のアニメ映画『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』(23年12月22日公開)も、原作は漫画家・遠藤達哉氏が「少年ジャンプ+」で連載中の『SPY×FAMILY』と、「ジャンプ」系列作品の強さがうかがえる。
今年は、7月12日に実写映画『キングダム』シリーズ(漫画家・原泰久氏が「週刊ヤングジャンプ」で連載中)の再新作『キングダム 大将軍の帰還』が公開されるほか、8月2日にアニメ映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』(漫画家・堀越耕平氏が「ジャンプ」で連載中)、冬に実写映画『【推しの子】』(原作・赤坂アカ氏、作画・横槍メンゴ氏が「ヤングジャンプ」で連載中)の上映も控えている。『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』の快進撃を見守りつつ、各「ジャンプ」系列作品の続報にも注視したい。