「WBCの中継放映権は、地上波ではTBSのほかにテレビ朝日が、そして今回プライム・ビデオで初めて生配信するAmazonの3社が購入しました。野球コンテンツは視聴率が低下したといわれて久しいですが、2月下旬に土日のデーゲームで行われたソフトバンクとの壮行試合はTBS・テレビ朝日ともに関東地区の平均世帯視聴率は7%前後を記録。瞬間的には8%台まで上がった。まだ大谷やダルビッシュ有も試合に出ていないなかでの好発進に、『今回も高い視聴率をマークできるのではないか』との期待感もある」(広告代理店関係者)

 これだけ高視聴率を見込めるスポーツコンテンツなら飛び切りの出演者を揃えたいのがテレビマンの習性というもの。TBSが極秘に交渉にあたっていたものの、失敗に終わったという人物が判明した。

「WBC第1回・第2回大会で活躍したイチロー氏ですよ。今は現役を引退し米マリナーズのフロントの一員としての肩書を持ちながらオフになると帰国して近年は高校野球指導に力を入れている。野球人口が減っていることを誰よりも危惧しており、今後もプロ野球の監督などには一切就くことがなく、野球普及活動に専念するようです」(同局関係者)

 TBSはイチローを引っ張り出すためにあの手この手を尽くしたという。