そのため、井ノ原がジュニアに大規模コンサートやソロ仕事などの「飴」を与え、デビュー組とさほど変わらない扱いをすることで「人材流出」を防ごうとしているとの見方が浮上しているようだ。
その一方、旧ジャニーズからはデビュー組のタレントが続々と退所しているが、業界内では「事務所側はあまり引き留めなくなった」と指摘されている。旧ジャニーズ時代はアイドルグループの寿命が延びたことで「タレントの高齢化」が問題になっていたが、功労者をリストラするわけにもいかないという状態だった。現在の退所者が続出する状況を逆手にとって、事務所が「世代交代」を進めようとしているとの見方もあるようだ。
ただ、ファンからは「ジュニアがデビュー組のように扱われるのは好きじゃない」「デビューの感動が薄れる」といった声もあり、こうした方針が事務所の今後にどのように影響するのかは不透明。4月から新会社「STARTO ENTERTAINMENT」が本格稼働するといわれ、それに伴って旧ジャニーズは大きな転換期を迎えるが、タレントの「世代交代」もひとつの焦点となりそうだ。