3.浪費が減る
前述したように、幸せな人はお金の使い方が上手い。ストレスで浪費に走ったり、余計なものを買って後悔することも少ない。お得情報サイト「スリックディールズ」が2018年2月21日に発表した調査 によると、調査に協力した米成人2000人の毎月の浪費額は平均450ドル。年間5400ドル、生涯32.4万ドルを無駄遣いしているという。極端にいうと家を1軒買えるだけのお金を、衝動買いに浪費しているのだ。これではお金が増えるはずがない。
4.お金についてパートナーとオープンに話し合うことができる
「お金のことはパートナーと話し合いたくない」「お金の話で口論になる」などどいう人も多いだろう。しかし話の内容が負債であれ、相手の浪費癖であれ、避けているだけでは何なにも解決しない。お金が増えない原因になっている問題があるのならば、パートナーの協力を得る努力をすることで、ポジティブな結果につながるかもしれない。
家族・人間関係心理療法士で、テレビ番組の司会を務めた経験もあるフラン・ヴァルフィッシュ博士 は、難しい話し合いから最良の結果を引き出したいのであれば「笑顔とポジティブな姿勢」が重要だという。感情的になって問題をさらに大きくするのではなく、解決にむけて前向きに話し合い、協力を求めるアプローチをとろう。
5.医療費が減る
幸福感は物質的経済効果だけではなく、肉体的・精神的経済効果ももたらす。「ストレスは万病の素」という言葉通り、健全な精神が免疫力を高めてくれると言うのは、ストレス研究の権威、カーネギーメロン大学のシェルドン・コーエン教授だ。一般的に、ストレスを抱えていると健康的な生活や神経ホルモン系の変化によって、疾病リスクが高くなるそうだ。
「健康に勝る財産はない」ともいうが、健康ならば医療費が大幅に節約できる。健康はさらなる財産作りに貢献してくれる。
シンプルな理由ではあるが、実際に「幸福と成功の法則」を実践できているとかと聞かれると、耳が痛い人も多いのではないだろうか。だからこそ、お金を増やすのは大変なのかもしれない。
文・アレン・琴子(英国在住フリーランスライター)/ZUU online
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