しかし、その一方で「NISAを信用してないのにiDeCoはやるの?」といった疑問の声も。小倉は1月に出演した関西のテレビ番組で、NISAについて「国が推してるものにいいものがあるのかなって。何が裏があるんじゃないかと思っちゃう」「放ったらかしにしていても(儲かる)とか、そんな甘い話は世の中にない!」などと完全否定。国が推進しているのは裏の目的があるのではという「陰謀論」めいた主張まで飛び出していた。
国が推進しているという意味ではiDeCoも同じであるため、ネット上では「iDeCoは原則60歳まで資産がロックされて使い勝手が悪いから、運用ならNISAのほうがいいのでは」「NISAを否定して外貨建て保険って……」「堅実って言われてるけど、学資保険よりドル建て保険の利率がいいのはハイリスクだからで、方向性がよくわからない」といった否定的な意見も散見される。矛盾があるようにも見えたことから、一部では「特定の金融会社の宣伝なのでは」と勘繰る人までいるようだ。
本人も「金融の知識がないので勉強中」と明かしているように、まだまだ成長途上であるため、ツッコミの余地が生まれてしまっているともいえる。そうした「未熟さ」が資産運用をこれから始めようと考えている人たちの共感を呼ぶ可能性もあり、どういう形であれ注目度は高まっていきそうだ。