脳科学者・茂木健一郎氏が2月21日、自身のYouTubeチャンネルに「日本人よ、いつまでも小学校5年生レベルの『お笑い』で満足しているんだよ! いい加減成長しろよ!!」と題した動画を投稿。日本のコメディを「小学校5年生の男の子の悪ふざけ」と切り捨て、波紋を呼んでいる。
茂木氏は、政治風刺ニュース風の米テレビ番組『ザ・デイリー・ショー』やコメディアンのジョン・スチュワートを「どういうプロバガンダかっていうことを言っていて、その時の言葉の選び方とか、批評性とか、本当に素晴らしい。だから、こういうのがコメディなんですよ」などと絶賛した上で、「(日本のお笑いが)いかにレベルが違うかってことを、ちょっとわかってほしいな」「日本の問題に一切触れない日本のお笑いっていうのは、小学校5年生の男の子の悪ふざけのお笑いなんだよね」と発言。
続けて、「別にそういうのがあってもいいけど、ど真ん中にあったら、それは日本は小学校5年生の男の子のレベルになるでしょ。松本人志だとかダウンタウンだとか、吉本の芸人全般、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)、『有吉の壁』(日本テレビ系)、そのあたりにあるお笑いっていうのは小学校5年生レベルでしょ。成長したほうがいいんだって日本人は、いい加減」「東大出て、クイズ王みたいのやってるとか(中略)それをマスコミがワーッて囃し立てるとか、本当にレベルが低い」「わかってる人にはわかってるんですよ、日本のお笑いがいかに幼稚かっていうのは」と訴え、「この国がこのまま沈んでいくのは嫌だから、俺は言う」と今後も自身が面白いと思うコメディを紹介していくと宣言している。