「荻花」の読み方、正解は・・・
正解は
「てきか」
です!ヒントに書いたように「てっか」と読む場合もあります。
「荻」は音読みが「テキ」、訓読みが「おぎ」で、オギというイネ科の多年草の名前です。「荻花」はオギの花のことです。ススキにそっくりな穂のような形の花が咲きます。かつてはかやぶき屋根の材料として使われていたそうです。
「荻」と「萩」
最初に書いた通り「荻(おぎ)」と「萩(はぎ)」はよく似た漢字ですが、まったくの別物です。「萩」はマメ科の落葉低木で、紫色の花を咲かせる秋の七草のひとつです。
どちらも苗字や地名で使われることがあり、同じ漢字だと誤解している人も多いと聞きます。また、おぎはススキに見た目がそっくりですが、はぎは十五夜のお供えとして、ススキと一緒に縁側に置くこともあるそうで、更に紛らわしさが増長されているようです。
「荻」という字を見かけたら「萩」との違いに注意しつつ「荻花」の読み方も思い出してくださいね。
難読漢字、3問目は「需める」!
「需める」の読み方をご存じですか?
「需」という漢字は「需要」という言葉で見かけますが、送り仮名がついた場合、いったい何と読むのでしょうか?
「需める」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○める」の4文字
- 訓読み(表外読み)です
- 「需要」という言葉の意味から推測できるかもしれません
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「需める」の読み方、正解は・・・
正解は
「もとめる」
です!
「必要なこととして要求する」または「あてにして待つ」という意味があります。
「需」という漢字は「雨」と「而」から成り立っています。「而」は頭髪を切ってまげの無い人の形をあらわしており、「巫祝(ふしゅく)」という神に仕える人をあらわしています。日照りの時は巫祝たちが雨ごいをしたことから、「もとめる」という意味になったと言われています。
「需める」「求める」他にも・・・?
「もとめる」という言葉を聞くと真っ先に出てくるのが「求める」だと思います。違いはあるのでしょうか。
「求める」には「さがしもとめる」「ほしがる」という意味があります。同じような意味にも見えますが、雨ごいをする「需」は必要なものを探しに行くのではなく神に祈っている、というところが微妙に違いますね。
ちなみに他にも「もとめる」と読む漢字は多くあります。いずれも表外読みで、微妙に意味が異なるので、興味がある人は是非調べてみてください。
他にも同じ読み方の漢字があることと一緒に「需める」の読み方を是非覚えておいてくださいね。
さて、難読漢字3問、いかがでしたか?
今回は特に読み方が想像しづらい問題を出してみました。
全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。
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