韓国の名作映画【サスペンス】
続いて紹介するのは、韓国の名作サスペンス映画です。手に汗握るような展開が続くサスペンス作品の中にも、たくさんの面白い映画が隠されています。サスペンス好きの方は必見のラインナップが揃います。
おすすめ韓国映画⑪グエムル 漢江の怪物
モンスターパニック映画、「グエムル 漢江の怪物」です。韓国漢江に突如現れた怪物に娘を奪われてしまった一家の奮闘を描く作品です。原案・監督・脚本は全て、ポン・ジュノが務めています。ただのモンスター映画ではなく、ヒューマンドラマとしての側面も持ち合わせています。
制作を手がけるのは「アバタ―」のWATAデジタルと、その映像クオリティの高さにも注目が集まります。シッチェス・カタロニア国際映画祭などで多くの賞を受賞しており、その面白さはお墨付きです。
おすすめ韓国映画⑫哭声(コクソン)
日本の名俳優國村隼も出演している韓国映画「哭声(コクソン)」です。サスペンスホラーが好きな方は見逃すことのできない作品です。
舞台は平和な田舎の村。そんな村に、ある日得体の知れないよそ者がやってきます。どのような理由で、そしていつ彼がこの村に訪れたのか、誰も知る者はいません。
男について様々な噂が広がるうちに、村人が自分の家族を惨殺するという事件が多発していきます。そして、殺人を犯した者は例外なく、濁った目に爛れた肌で、言葉を発せない状態で現場にいるのでした。
事件を担当する村の警官ジョングはある日、自分の娘の肌に殺人犯たちと同じ湿疹を発見します。
おすすめ韓国映画⑬コインロッカーの女
ハン・ジュニによる、長編映画初監督作品「コインロッカーの女」です。主人公は、チャイナタウンでで闇貸金業を家業にする“母(オモニ)”の手で育てられたイリョンという女性。
生まれてすぐにコインロッカーに置き去りにされてしまった過去を持つ彼女は、成長し組織の一員として働くようになります。
あらゆる感情を排除して、命令をただこなすだけ日々を送っていた彼女。ある日、父の借金を肩代わりさせられた青年ソッキョンの元へ取り立てに行くこととなります。そこで彼女は、不幸に見舞われながらも前向きに生きようとするソッキョンの姿に惹かれていくのでした。
おすすめ韓国映画⑭KCIA 南山の部長たち
ウ・ミンホ監督、イ・ビョンホ主演による作品「KCIA 南山の部長たち」です。1979年10月26日に起きた事件を描きます。それは、大韓民国大統領直属の諜報機関、中央情報部(通称:KCIA)の部長キム・ギュピョンが大統領を射殺したという事件。
大統領に次ぐ権力を持つといわれるKCIAのトップはなぜ、このような事件を起こしたのか…。遡ること40日前、KCIAの元部長パク・ヨンガクは、亡命先のアメリカで韓国大統領の腐敗を告発しました。
これに激怒した大統領に事態を収拾するよう命じられたキム部長は、アメリカでかつての友人ヨンガクに出会います。しかしこの再会こそが、やがて自らの運命をも狂わせることへとつながるのでした。
おすすめ韓国映画⑮殺人の追憶
「パラサイト 半地下の家族」で有名になったポン・ジュノ監督の初期の長編作「殺人の追憶」です。印象的なシーンが要所に見られ、一度見たら忘れられないほど記憶に残る映画です。1980年代、韓国で実際に起きた華城連続殺人事件を元にして作られました。
殺人犯を突き止めようとする土着の刑事と、ソウルから派遣された刑事2人の、それぞれ違った視点から事件に迫る様子を描いています。丁寧な心理描写が特徴で、最初から最後まで目を離せなくなる内容です。
この映画の公開時点では題材となった事件は未解決でしたが、2019年に別件で服役していた受刑者が容疑者であることが判明し、再びこの映画は注目を浴びることとなったのです。
おすすめ韓国映画⑯パラサイト 半地下の家族
韓国映画界で鬼才として名を轟かせているポン・ジュノ監督による「パラサイト 半地下の家族」です。第92回アカデミー賞にて、作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞を受賞した名作です。
韓国の格差社会を題材にしており、常に先の展開が読めないと話題になりました。半地下に住む貧しい家族が、ひょんなことから富裕層の家庭に出入りして働くことになり、事態は思わぬ方向に進んでいく…という内容の作品で、これまでにない展開を楽しめます。
おすすめ韓国映画⑰白頭山大噴火
災害アクションとして大ヒットした映画「白頭山大噴火」です。イ・ビョンホンとハ・ジョンウという2人の名優が初共演したことでも知られています。北朝鮮と中国の間にある白頭山が未曾有の噴火をしたことで、大混乱に陥った韓国が舞台の作品です。
専門家により更なる大噴火が訪れると言われたことで、朝鮮半島の崩壊が危惧されることに。それを阻止するべく、ある極秘ミッションが影で動き始めるのですが…。