不正な転売は人気イベントにとっては宿命ともいえる問題であり、オードリーの若林正恭もラジオでたびたび不快感をあらわにしている。

 昨年6月にはライブに向けて無料配布されていたオリジナルステッカーがメルカリ等のフリマサイトに大量に出品されていることについて、「めっちゃショックじゃない?」と嘆き、「転売しているヤツ、どんなヤツなんだよ!絶対来るなよ、東京ドームお前!」と声を荒げた。

 さらに、「転売しないでくださいって言って、転売する。それでけっこうお金で売る。そんなヤツの命の回転の仕方で、絶対幸せにならないから。未来永劫!」と、独特の表現で不快感を示した。

 お笑い芸人としては1989年のとんねるず以来35年ぶりとなる東京ドームライブ。恐るべきは、会場・ライブビューイングを含めて空前の売り上げを記録している同イベントの内容が一切告知されていないことである。これこそ、オードリーに対する信頼の証といえそうだ。

(文=新越谷ノリヲ)