文春の取材ターゲット、すでに「別の大物芸人」に?
なお、これまでの最高は2009年10月に行われた酒井法子の初公判で、約330倍。当時、傍聴席20席に対して6615人が集まり、東京地裁近隣の抽選会場では“二重取り”を防ぐためリストバンド型の整理券が用意されるなど、混乱を避ける対策がとられた。
このほかでは、14年8月に行われたASKAの初公判が約126倍、20年1月の沢尻エリカの初公判が約117倍、昨年10月に行われた市川猿之助の初公判が約47倍であった。
松本側が訴訟を提起した後も、「週刊文春」(文藝春秋)は続報を毎号出し続けているが、発売中の最新号では、松本の生い立ちなどを振り返る回想録を掲載。その中には過去に肉体関係を持った女性の証言も含まれているが、これまでのスクープに比べるとソフトな印象だ。
加えて、前号もこれまでの告発の総集編のような内容で、2月に入ってからはトーンを弱めている印象もある。
そんな中、業界内では「文春はすでに、松本から別の大物芸人に取材ターゲットを変えている」という話も漏れ伝わってくる。もしそうだとすれば、そう遠くないうちにまたもや大物芸人のスクープが世間を騒がす可能性もありそうだ。
今やテレビのワイドショーも連日取り上げている松本の騒動。第1回口頭弁論の日には、激しい報道合戦が繰り広げられそうだ。