私は、岸田文雄というのは、羊の皮を被ったヒトラーだと思っている。こういう輩が一番危険なのだ。早く引きずり降ろさなくては。
映画『スポットライト』は「2002年、アメリカの新聞『ボストン・グローブ』が、『SPOTLIGHT』と名の付いた新聞一面に、神父による性的虐待と、カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載した。社会で大きな権力を握る人物たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑む人々の姿を、緊迫感たっぷりに描き出した」(映画.comより)。実話である。
眼を背けたくなるような「事実」だが、日本の宗教者たちも同じようなことをやっているのではないかという疑惑は以前からあった。
その一端が、尼僧の告発により明らかになろうとしている。
ポストによれば、香川県にある天台宗の寺の住職が、足掛け14年にわたり女性を心理的監禁状態に置き、性暴力を繰り返してきたと、尼僧の叡敦(えいちょう・55)が告発し、1月31日には都内で記者会見を開いたという。
彼女への加害行為を行っていたのはA住職(60代)と、その手助けをした師匠のB大僧正(80代)だというのである。
しかも、この大僧正は比叡山での修行を成し遂げた者にだけ許される「北嶺大行満大阿闍梨」という称号を持つ、現在6人しかいない最高位のひとりだそうだ。
懲戒審理申告書にある彼女の訴えによれば、Bから一番弟子であるAが住職を務める寺を参拝するように指示されたが、面会後にAにつきまとわれるようになったという。
恐怖を覚えるも、大阿闍梨のBからは親しくするよう促され、警察にも相談できなかった。そんな彼女をAが体調不良を口実に呼び出し、彼女が寺に行くと態度を豹変させて、暴力的に性行為に及んだというのである。
彼女が提出した陳述書には、「Aは、私に長時間説教を繰り返した他、Aの許可がない外出を禁止し、私の外出時には、監視するように傍についていました」ということも綴られているという。
Aはポストの取材に対して、彼女側の訴えを否定している。
大阿闍梨がからんでいるというこの“事件”、大メディアはボストングローブ紙のように追及すべきではないか。もしかすると大きなスクープが取れるかもしれないのに。