OMOレンジャーがガイドする「朝の堺町通りさんぽ」

OMOと言えば、無料で参加できる「ご近所ガイドOMOレンジャー」の街歩きツアーには必ず参加したいところ。OMO5小樽では、近くの歴史的建造物を巡りながら、お土産物店が軒をつらねる堺町通りを抜けて小樽オルゴール堂が立つ「メルヘン交差点」まで散策します。かつては商人の街だった堺町通りには、クラシカルな洋館や石造りの重厚な建物などが建ち並びます。

▲ご近所ガイド「朝の堺町通りさんぽ」は毎日開催

まずはロビーの「ご近所マップ」でおさんぽコースを説明。地元を知り尽くしたOMOレンジャーだからこその小ネタなども交えながら小樽の街を案内します。

▲当時の面影を残す色内駅

南北2.8kmの短い距離を走っていた旧国鉄手宮線。北海道最初の鉄道「官営幌内鉄道」の一部として1880年に開業。1985年に廃止された後も線路が残り、フォトスポットとして内外の観光客に人気です。この日は深い雪に線路が埋もれていましたが、雪をのせた色内駅を見ることができました。

▲日本銀行旧小樽支店

明治期になると海の玄関口として栄え、金融や商社の街になった小樽。明治45年(1912年)竣工の「日本銀行旧小樽支店」は、東京駅を手がけた辰野金吾らが設計した煉瓦造り2階建ての建物で、今は金融資料館(無料)として公開されています。

▲堺町通りにある「おたる瑠璃工房運河店」

お土産物店が軒をつらねる堺町通りにも、たくさんの古い建物が見られます。「おたる瑠璃工房運河店」は、明治・大正時代に海運業を営んでいた旧金子元三郎商店を利用したガラス工芸品のお店。建物両袖の防火壁「うだつ」が残る建物です。特に立派なうだつの造りは、富のあかしになっていました。

▲「奥野商店」も堺町通りにあるお店

明治時代に創業した金物店をそのまま利用し、店名も引き継ぐ雑貨店。“捨てない暮らしの生活道具屋さん” をテーマに、懐かしい生活雑貨をはじめ、アイデアあふれるグッズやアパレル、北海道の作家たちの作品などが所せましと並びます。

▲奥野商店ではご当地牛乳パックで出来たSDGsなポーチも売っていました

▲「北一硝子」の廊下でタイムスリップ

北一硝子のお店は、魚の加工品を納める漁業用倉庫だった建物です。OMO3小樽で毎晩開く「灯る小樽ナイトラウンジ」でも、北一硝子のアルコールランプが使われます。旧倉庫の暗い廊下にはランプが灯り、トロッコの軌道跡が海に向かって伸びています。コンクリートの床には地下足袋の足跡が残るなど、郷愁を誘う建物です。

「朝の堺町通りさんぽ」

期間:通年 料金:無料 時間:① 9時30分~10時30分 ② 10時~11時 予約:前日までに公式サイトで受付/当日空き枠があれば案内可能