◆「1人で抱え込まないで」は暴力?

 渚は新人2人を指導したり、子どもに関する呼び出しを受けてちょくちょく別館の託児所に足を運んだりしながらも自身の仕事をこなしていく。ただ、上司の瓜生(板倉俊之)から「1人で抱え込まないで、俺にできることがあったら」とフォローされたが、この“優しさ”が特に癪に障った様子の渚。

 その日を思い出しながら「『俺にできること』っておっしゃいますけど、お前に何ができるか、私お前じゃないからわかんないし」「お前さんができることをお前さんに頼んで、嫌な顔された時のむなしさを考えたら」など、酒で勢いのついたマシンガントークを真彦らに披露する。

 瓜生のこの発言にイライラした渚は社内のカウンセリングルームに駆け込んだが、カウンセラーの池谷(中村靖日)から「あなた、何事も1人で抱え込む傾向がありますね」と言われて余計にストレスを積み上げる結果となり、いろいろ爆発してしまい退職することを決めたと語る。