さらに、限られた一般傍聴席を求めて、報道陣やファンを含む多くの人が東京地裁に殺到することが予想されており、特に初公判ではその倍率が歴代最高を記録する可能性が指摘されている。

 なお、傍聴席史上最高倍率は、1996年4月に行われたオウム真理教・松本智津夫(麻原彰晃)の初公判の約256倍を、2009年10月に上回った酒井法子。

 彼女の初公判では、一般向けに割り当てられた傍聴席20席に対し、東京地裁に隣接する日比谷公園に設けられた抽選会場に6615人が集結し、倍率は約330倍となった。

 この日は、“二重取り”を防ぐためにリストバンド型の整理券が用意されるなど、混乱を避ける対策が取られたものの、ホワイトボードに抽選結果が貼り出されると人が一気に押し寄せ、一時騒然となったようだ。