理想の家族だったのに…父の頼みで借りたカードローンで借金人生になった私

カードローンで大金を借りて借金地獄を味わった経験はありますか？

今回はカードローンで借金地獄に陥った実体験についてfuelle編集部がアンケート調査しました。

■赤字なし経営が自慢だった、洋服屋を経営する父

私が学生時代の話です。当時、私の父は個人経営の洋服屋を営んでいました。

大きな黒字は上げられないものの、赤字なしで経営できていることを自慢にしていました。とはいえ、大きな貯金はできておらず、毎月家族の生活費を稼ぐのがやっと。

共働きの母と協力したり、労働金庫などを利用したりして、私の学費をローンで払いながら何とか日々の生活を立ててくれていました。

ところが、ある日のことです。

祖父が倒れ、介護のために何かとお金が必要になりました。それに加え、母が同時期に脳溢血（のういっけつ）で倒れ、治療費が必要になりました。

父はアルバイトを雇ってお店を任せて、可能な限り母を見舞っていました。当時、私はそんな父を誇りに思い「こんな災難もいつかは終わって、元の家族の形に戻れる」と甘ったれた考えで過ごしていたのです。

当時、私は大学入試の時期でしたが、頻繁に母の見舞いに行くなどして集中を切らしていた結果、大学受験は不合格でした。