過去に多重債務が社会問題になったこともあり、現在は借入金額が増えすぎないように消費者金融は年収の3分の1までしか借り入れできない制限(総量規制)を設けています。
しかし、制限があったとしても返済を進めるのは債務者本人なので、「これ以上借り入れを増やさない」「返済をきちんと進める」という強い意志が必要なのです。
計画通り返済を進める強い意志がないと、借金地獄に陥る可能性があります。
③よく比較せずにカードローンを利用する
たくさんのカードローン商品がありますが、よく比較せず適当に選んでしまう人も危険です。
カードローンには消費者金融系カードローンと銀行系カードローンがあります。
銀行系カードローンのほうが審査は厳しめですが、金利は低い傾向にあります。そのため、収入が安定している人や勤続年数が長い人は、銀行カードローンを利用した方が金利の負担が少なく借り入れできます。
金利の負担が大きいと、なかなか元金の返済が進まないので、金利は低いほうが良いです。よく比較せずカードローンを利用すると負担が大きくなるので注意しましょう。
借金地獄に陥らないよう借りすぎに注意!
カードローンは気軽に借り入れができるのが魅力ですが、自制しなければどんどん借金額が増える恐れがあります。
月々の返済が発生しますので、借金を増やしたくない場合は、きちんと返済額を残せるような計画が必要です。
借金地獄に陥らないよう、身の丈に合った生活を心がけ、借りすぎには注意しましょう。
文・勝目麻希(元銀行員/FP)
新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はFPの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。