「マミーブレイン」という言葉は聞いたことがありますか?女性の妊娠から出産期までの様々な心身の変化について、「マタニティブルー」や「産後うつ」などの言葉が知られていますが、「マミーブレイン」という言葉はまだ馴染みがないのが現状です。今回は、「マミーブレイン」について詳しく見ていきたいと思います*

プレ花嫁のみなさん、こんにちは!

神奈川県のご当地ライターのゆいまるです♡

「マミーブレイン」という言葉は聞いたことがありますか?

女性の妊娠から出産期までの様々な心身の変化について、「マタニティブルー」や「産後うつ」などの言葉が知られていますが、「マミーブレイン」という言葉はまだ馴染みがないのが現状です。

今回は、「マミーブレイン」について詳しく見ていきたいと思います*

「マミーブレイン」とは?

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

マミーブレインとは、医学用語ではないので、明確な定義はありませんが、産後にママの記憶力や集中力、思考力や判断力の低下が見られ、激しい物忘れ(記憶力低下)や、言葉が出てこなかったり、頭が回らなかったり、注意力が散漫になったり…ということが起こることを言います。

アメリカ生まれのこの言葉は、産後女性の脳に生じる生理的変化のことで、赤ちゃんを産んだあとに、女性の脳は母脳にバージョンアップされるらしく、その最中に記憶力や思考力の低下という症状が出るらしいです。

産後の女性に多く見られ、「産後ボケ」と言われていた時期もありました。

「マミーブレイン」を知っている人はまだ少なく、どちらかというと、産後ボケの方が馴染みがありますもんね。

すべての女性に見られるわけではないですが、何をしようとしていたか忘れてしまったり、運転中にぼんやりしてしまったりなどの症状が見られます。

あなたは「マミーブレイン」?チェックリスト

マミーブレインになると以下のような症状が現れます。

自身に当てはまるか、チェックしてみてくださいね。


□人の話をすぐに理解できない
□物事を覚えられない
□読解力が低下する
□何をしようとしていたのか忘れる
□頻繁に物をなくす
□忘れ物が増える
□複数の仕事を同時に行えない
□仕事でミスが増える

当てはまる項目はありましたか?

マミーブレインになると、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。

会話中に「あれ」や「これ」などと言って、固有名詞がすぐに出てこない…というのもよくある症状です。

仕事に復帰した方では、マルチタスクをこなせない、産前よりもミスが増えたと感じることもあるかもしれません。

マミーブレインは、一時的な症状とはいえども、ママにとっては育児や仕事などに対して自信をなくしてしまう大きな要因にもなりますよね。

気になる方は、あらかじめ周りの方に相談しておくのも良いかもしれませんね。

「マミーブレイン」の原因は?

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

妊娠中、ママの脳は約5%減少してしまうことが判明しています。

その脳の萎縮が「マミーブレイン」の原因の一つとも言われています。

萎縮は約6か月程度で元に戻ると言われていますが、戻るまでの期間が集中力や記憶力の低下を感じる期間かもしれません。

それに加えて、命懸けの出産後すぐに始まる育児、体力が戻りきっていない体で2~3時間おきの授乳、そして夜泣き対応…などに追われて、睡眠不足、疲労なども重なるのも原因の一つだそうです。

妊娠中に多く分泌されていたエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)は、出産を終えると急激に減少し、ほぼゼロの状態になります。

これらの影響により、精神的にも身体的にもさまざまな負担が母親に加わってしまうことが、「マミーブレイン」を引き起こす原因となっています。

出産を終えると、体を休める暇もなくこれまでとは違った生活が始まるため、睡眠不足に陥ることがほとんどでしょう。

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)

まだ昼夜のリズムがない赤ちゃんを育てるため、どうしても細切れ睡眠になってしまいます。

1時間も続けて寝られない日々もあるかもしれません。

睡眠不足は集中力や注意力の低下を招くため、「マミーブレイン」が生じると考えられます。

また、産後すぐは満足な睡眠を取れず、休むことも難しいため疲労がたまってしまいます。

妊娠出産に伴ってホルモンバランスが大きく変化する影響も大きいでしょう。