気持ちが伝わる恋愛四字熟語と意味【失恋】
長い人生のなかには、辛い失恋を経験することもあるかもしれません。ここでは、喪失感や悲しみを表す四文字熟語をご紹介します。
失恋の恋愛四字熟語①垂頭喪気
垂頭喪気(すいとうそうき)の「垂頭」は頭を垂れる、「喪気」は気力を失う人の動きを表しています。酷く落ち込んだ様子を表現する四文字熟語です。失恋で悲しさに囚われているときにはふさぎ込み、下を向いていることが多いでしょう。
そしてこの垂頭喪気は、恋愛以外でも落ち込んでいる場合に使用できる汎用性の高い言葉です。同じような意味を持つ四文字熟語に「灰心喪気(かいしんそうき)」もあります。
失恋の恋愛四字熟語②愛別離苦
生・老・病・死・怨憎会苦(おんぞうえく)・ 求不得苦(ぐふとくく)・ 五陰盛苦(ごおんじょうく)、ここに「愛別離苦(あいべつりく)」を合わせて八苦といいます。
八苦とは仏教の教えの一つであり、人生で避けて通ることのできない苦しみです。そのなかで愛別離苦は、愛する人と別れる苦しみを表現しています。ここでいう愛する人とは、恋人だけでなく親子や兄弟といった家族も含まれる意味合いです。
失恋の恋愛四字熟語③団雪之扇
団雪之扇(だんせつのおうぎ)は中国の故事に由来する四文字熟語です。漢の成帝からの寵愛を失った班婕妤(はんしょうよ)という女性が、帝に愛されなくなった自分を季節が過ぎて忘れられていく扇に例えています。団雪の扇は、雪のように白くて丸い形の扇です。
扇を必要とするのは暑い時期ですが寒い時期になると扇は使われません。そこから転じて、男性に愛されなくなった女性を表しています。
失恋の恋愛四字熟語④瓶墜簪折
瓶墜簪折(へいついしんせつ)は、別れて二度と会えない状態を表す四文字熟語です。「瓶」とはつるべ(井戸の水を汲み上げるための縄の付いた桶)、「簪」は玉のかんざしを表します。
瓶墜簪折で表すのは、井戸のつるべの縄が切れて井戸の底に落ち、さらに玉のかんざしが折れた状態です。転じて、壊れて元に戻らない状態を指します。