漠然と、相続が心配という読者の方は多いのではないでしょうか。実は、「生命保険」に加入することで、相続税の負担を軽減したり、相続トラブルを回避したりできる場合があります。そんな生命保険を活用した相続対策によるメリットを3つ紹介していきます。

■相続対策に生命保険を活用するメリット

平成27年1月から相続税の基礎控除が改正され、相続税がかかるケースが増えていますが、生命保険の活用により、相続税を減らしたり、なくしたりすることができます。

●1:現金支払の税金に充てられる

税金のうち、「相続税」の支払いは現金一括での納付が大原則なので、手元にお金を用意する必要があります。

仮に相続税の対象になる財産がほとんど不動産の場合、納税資金の準備が難しいかもしれません。また被相続人が死亡すると銀行口座が凍結され、所定の手続きを行わなければ相続が確定するまで預金の引き出しができなくなります。

しかし生命保険にあらかじめ加入しておけば、保険金が保険金受取人の口座に振り込まれるため、葬儀代や納税資金をスムーズに支払うことができます。

●2:生命保険の非課税枠が活用できる