そこで気になるのが、昨年5月に行われた同ドラマの制作発表記者会見での大石氏の発言という。

「主演の吉高さんと会見に臨んだ大石さんは、昨今流行りのレディースコミックさながらに“セックス&バイオレンス”を今作のテーマとして掲げていましたからね。『バイオレンス』については貴族たちによる血みどろの権力闘争などが表現されることになるんでしょうけど、注目は『セックス』の部分です。大河ドラマということに加えて平安時代が舞台ということで、さすがに肌の露出などには限界があるでしょうけど、大石さんといえば約13年前には『セカンドバージン』で社会現象を巻き起こしましたからね」(前出の番組制作スタッフ)

 10年10月からに鈴木京香主演で放送された同ドラマは、ハードなラブシーンも織り交ぜつつ不倫愛を描き、映画化もされるなど大ヒットとなった。

「『セカンドバージン』も当時、公共放送としては限界ギリギリのレディコミを彷彿とさせる過激な濡れ場やどろどろとした展開が女性視聴者を中心に高い支持を集めましたからね。『光る君へ』についても大河ドラマ史上類を見ないセクシー描写も期待されています」(同番組制作スタッフ)

 高視聴率獲得に向けてテーマとして掲げる“セックス&バイオレンス”の真価が今後問われることになりそうだ。