これに対して吉高は同月9日、自身のXを更新し、「ワースト1位と書かれていたけどワーストだってベストだって1位を取るのは狙っても難しいことだと思うの(ここは前向きに)」とポストして注目を集めたが、スポーツ紙の芸能担当デスクは語る。

「吉高さんも指摘しているように、初回放送の当日は能登半島地震の影響で放送延期となっていた人気正月特番『芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル』(テレビ朝日系)が裏番組として被るなどの不運もありましたからね。それに、世帯視聴率では苦戦が伝えられている一方で、NHKの見逃し配信サービス『NHKプラス』では配信された全ドラマの中で最多視聴数となる49万8000UB(ユニーク・ブラウザ数)を記録するなど健闘も見せています」

 そうした中、今後の巻き返しへの期待が高まるが、NHKの番組制作スタッフはこう話す。

「前作の『どうする家康』ではファンの多い戦国時代が舞台ということもあり、史実とかけ離れた独創的なストーリーに一部で批判の声が起こりました。その点、今作は平安時代がテーマということである程度自由な発想や演出も可能でしょうし、脚本を担当する大石静さんは“ラブストーリーの名手”として知られ、大河ドラマに関しても過去に『功名が辻』を成功させた実績があります。当然、反転攻勢のための秘策は考えているでしょう」