今月、続々とスタートした1月期の連続ドラマ。各局の視聴率競争は、西島秀俊主演の日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系)が第2話まで平均世帯11%台をキープし、民放冬ドラマ唯一の2ケタでトップとなっている。
『さよならマエストロ』は、5年前の“ある事件”をきっかけに音楽業界と距離を置いていた天才指揮者・夏目俊平(西島秀俊)が、崖っぷちの地方オーケストラに関わりながら、不仲状態にある娘・響(芦田愛菜)との絆を再生していくヒューマンドラマ。
2022年1月期の『妻、小学生になる。』や19年7月期『凪のお暇』(ともにTBS系)などの大島里美氏が脚本を手掛けるオリジナル作品だ。
「同作は、第1話でベートーベンの『運命』、第2話でロッシーニの『ウィリアム・テル』序曲と、1話ごとに異なる曲がモチーフとなっており、それを中心にストーリーが進みます。作風自体は超王道路線ですが、そこに“好感度俳優”である西島と芦田愛菜がばちっとハマった印象です」(テレビ誌記者)
そんな『さよならマエストロ』以外にも、今期はテレビ朝日系の反町隆史主演『グレイトギフト』が初回9.8%で好発進。加えて、日本テレビ系の川栄李奈主演『となりのナースエイド』は第2話まで8%台を叩き出しており、ひとまず好調といえる。
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