旧ジャニーズタレントのYouTube進出をめぐっては、元日に公式チャンネルを開設した木村拓哉も苦戦が伝えられた。動画配信サービス「GYAO!」の消滅と共に終了した冠番組『木村さ~~ん!』をYouTubeで復活させるということだったが、3日正午になってもチャンネル登録者数は約4.5万人で、1本目の動画の再生数も17万回程度と伸び悩み、スーパースターとしては厳しすぎる状況となった。
現在は登録者数約39万人で複数の動画が100万回再生を突破するなど何とか面目を保っているが、先日の結婚発表で話題を呼んだ堂本剛が出演した「過去回」を配信するなど、なりふり構わずに再生数を上げようとしている様子もうかがえる。
その一方、二宮和也、中丸雄一、山田涼介、菊池風磨による「よにのちゃんねる」は登録者数が420万人超、動画の再生数はコンスタントに100万~200万回以上を叩き出しており、安定した人気を誇っている。また、旧ジャニーズ系のエース格となったSnow Manは登録者数が310万人超、動画の再生数は平均して100万~300万回超となるなど圧倒的な支持を集め、昨年大みそかに実施したライブ配信は同時接続者数最大133万人で日本歴代1位を記録した。
YouTubeは何となく流しているテレビと違って能動的に視聴するメディアであるため、ユーザーの関心度が如実に表れてしまう。新たなファン層を獲得できる可能性もあるが、伸び悩めばテレビ業界や広告業界から「数字を持っていない」と判断される恐れもあり、タレントにとってもろ刃の剣ともいえそうだ。