◆乳幼児を見ながらのリモートワークは「想像を超える地獄」

 上尾みゆきさん(仮名・35歳)は、子どもが0歳から3歳までの3年間がコロナ禍にぶつかり、0歳児を抱えながらリモートワーク生活がスタートしました。

「コロナ禍に突入した当初、保育園は医療従事者の子どもを優先し、リモートワーク中の人は、できるだけ子どもを保育園に連れてこないで自宅で見てくださいという雰囲気でした」

 預けようと思えば預けられるけれど、預けにくい「圧」を感じ、自宅で子どもの面倒を見ながらのリモートワークを選ぶことにした上尾さん。ですが、実際に家で小さな子どもを抱えながらの仕事は想像を絶する世界だったと語ります。

「幼稚園や学校休校も大変かと思いますが、乳児~幼児期の子どもを抱えてのリモートワークも本当にきつかったです。どんどん変化する子どもの成長段階に合わせて、それぞれに苦労がありました」