だが、第1問の「2023年一番嬉しかった仕事は?」というお題から、2人の答えは食い違うことになる。滝沢は『THE SECOND』、西堀は『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)。西堀もすぐに「やっぱりセカンドよ」と訂正し、滝沢も「これがなかったらいろんな仕事とか芸能人に会うこともなかったからね」と振り返った。
「時々ね、考えるよね、『THE SECOND』なかったら、俺、何してるんだろうって」
西堀はそう口にすると、しみじみと滝沢の顔を覗き込む。
昨年の5月20日を境に、25年の芸歴を重ねてきたマシンガンズの人生は一変した。デビューした98年は映画『タイタニック』がブームになり、サッカー日本代表が初めてW杯(フランス大会)に駒を進めた年だ。ありていにいって、大昔である。
「辞めるきっかけがなかった」
多くのベテラン芸人から聞かれる言葉である。まったく箸にも棒にも掛からなければ諦めもつくが、『M-1』では準決勝2回、賞レース時代の『THE MANZAI』(フジテレビ系)でも2度の認定漫才師に選ばれている。『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)や『エンタの神様』(日本テレビ系)にも定期的に呼ばれ、「MAXめんどくせぇ!」というフレーズでプチブレークしたこともあった。
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