また、30年近く芸術家として活動しているとんねるず・木梨憲武は、日本国内だけでなく、米ニューヨークや英ロンドンなどでも個展を開催。現代アートファンからの支持も厚く、14~22年に開催された『木梨憲武展』は累計122万人が来場したという。

 今回、松本のアート展が発表されると、やはりたけしや木梨を思い出した人が多い模様。特に、“映画監督でもある”という共通点から、ネット上ではたけしと比較する声が目立つ。

「過去に、映画『大日本人』(07年)や『しんぼる』(09年)などの監督・脚本を手がけた松本ですが、そのたびに世間から『世界の北野武を超えられるか』と注目を集めました。しかし、映画監督としての評価は賛否が大きく分かれ、大森南朋主演『R100』(13年)は興行収入2億200万円と大コケ。以来、メガホンを置いてしまった。そうした経緯もあって、今回のアート展に関しても、案の定『たけしの後を追っている』というイメージがつきまとっているようです。しかし、松本は実際に自分で描いているわけではないですし、芸術家としても、たけしとの差が浮き彫りになってしまいそう」(同)

 映画監督としては、高い評価を得られなかった松本。果たして、アートの分野ではどうだろうか……。