開催にあたって、松本は「絵は、好きなんでね。油絵って緊張感があると勝手に思っていて、自分の発想と緊張感が油絵と合わさったら、緩和が生まれて、見たことのない作品ができるんじゃないだろうかって思って。でも、ちゃんとした技術的なことを誰かに習ったわけでもないから、僕の頭のなかを美大生たちに描いてもらいました。僕の頭の中にあって、今まであまり人に見せてこなかった部分をこの機会に見てもらおうかな、と」とコメントを寄せている。

「松本は、約10年前に自分の発想を美大生に書いてもらう手法を思いつき、プライベートで作品作りを行っていたとか。最近、『大江戸温泉物語』や『ヴィーナスフォート』などが閉館し、観光客の激減が指摘されているお台場だけに、こうした大物有名人による企画が開催されるのはいいことではないでしょうか」(芸能記者)

 近年の大御所お笑い芸人によるアート展といえば、ビートたけしが2016~18年に『アートたけし展』を全国各地で開催。本人が長年ライフワークとしている絵画の作品が、約100点展示された。

「1997~2009年に放送された芸術バラエティ番組『たけしの誰でもピカソ』(テレビ東京系)や11~12年放送の『たけしアート☆ビート』(NHKBSプレミアム)で司会を務めていたこともあって、たけしが芸術の分野に造詣が深いことは広く知られています。たけしにとって、絵を描くことは『唯一無二の無心で没頭できる最高の遊び』だといい、『アートたけし展』は『オイラの絵とか並べて展示とかしてみたら、見て喜んでもらえたりするかなぁ?』という本人の発案で始まったそうです」(同)