13日に放送された、アンタッチャブルとサンドウィッチマンによるバラエティ番組『お笑い実力刃 presents 証言者バラエティ アンタウォッチマン!』(テレビ朝日系)で、A.B.C-Zの河合郁人が特集された。同番組でジャニーズタレントを取り上げるのは異例で、芸能界における河合の唯一無二のポジションが浮き彫りになった。

 同番組は「実力派の芸人やお笑いカルチャーを取材し、彼らのことをよく知る関係者(=ウォッチマン)たちの証言をもとに、“面白さの秘密”や“波乱万丈な歴史”を紐解いていく」という内容。普通なら「アイドル」であるジャニーズタレントは主旨と異なるはずだが、河合は多くの人気芸人からも一目置かれる存在ということで特集されたようだ。

 番組では、河合が鳴かず飛ばずだったジャニーズJr.時代に嵐・松本潤の振りまねをテレビ番組で披露して「ジャニーズものまね」という武器を手に入れた経緯や、悩みから救ってくれたというKAT-TUN・亀梨和也からの助言、ものまね番組でブレイクするまでの努力と苦労などについて語った。また、MCとしてタッグを組むなど多数の共演経験があるフットボールアワー・後藤輝基が、芸人の視点から河合の魅力を証言する場面もあった。

 これに対して、Twitter上では「河合くんは本当に努力の人だね」「自分で道を切り開いた河合くんは、くすぶってる後輩たちの希望の光だよ」「いつもニコニコしてる河合くんの影の努力を知って泣いてしまった」といった声が寄せられ、トレンドワードに「河合郁人」が入るなど大きな反響を呼んだ。

 実は、この2週間前にもお笑いコンビ・ニューヨークのYouTubeチャンネル企画「日本一詳しい芸人名鑑」で河合が特集されている。この動画を見ても、河合がジャニーズのタレントでありながら、トップ芸人たちから「自分たちと同じ土俵にいる」と認識されている特異な存在であることがわかる。