同時に、松本の代理人弁護士である八重洲総合法律事務所・田代政弘氏も「提訴のお知らせ」として「今後、裁判において、記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」と報告した。

 これを受け、業界内外では「意外」と驚きの反応も少なくない。というのも、松本を担当する田代弁護士は、過去に衆議院議員・小沢一郎の資金管理団体をめぐる“陸山会事件”を担当した元検察官として知られる人物。当時、虚偽の捜査報告書を作成したとして刑事告発されたが、嫌疑不十分で不起訴に。その後、減給6カ月の懲戒処分を受けて辞職している。

 八重洲総合法律事務所の公式サイトによると、田代弁護士は日本プロ野球選手会公認代理人として選手の年俸交渉にも従事しているというが、芸能事務所や芸能人の“御用達弁護士”というイメージは一般的にない。

 そのため、裁判傍聴芸人・阿曽山大噴火もXで「田代政弘弁護士って陸山会の検察官か。てっきり、芸能関係の訴訟を得意としてる弁護士さんが担当するのかと」と反応していた。