一方で「ランドセル」はどうでしょうか。

結論を書くと、父方、母方、どちらが用意するかは決まっていません。しかしそれでは、双方からランドセルを買ってあげたいと申し出があった場合、対応に少し悩んでしまいますよね。

そんな場合は、費用を折半して半分ずつの金額を出してもらうようお願いしたり、ランドセルと学習机をそれぞれ用意してもらったりするのが、一つの解決策です。

父方と母方の仲が良ければ、孫を含めて一緒にランドセルを買いに行ってもいいですし、両家の間で意見が割れることが多い場合は、買うランドセルを親が先に決めてしまい、金額だけを伝えてお願いするのもよいかもしれません。

■ルールにとらわれないで

一般的なしきたりを説明しましたが、一番大切なことは、親族みんなで仲良く孫のお祝いができることです。家庭によって同居の状況やお祝いに関する考え方も少しずつ異なってくるため、しきたりにこだわり過ぎることも親族の仲の不和につながってしまいます。

お祝い事のタイミングでは、父方と母方、双方のメンツがつぶれないように、ある程度の柔軟性を持ちつつ臨むようにしましょう。

岡本一道
日本の国内メディアと海外メディアの両方でのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会・文化など幅広いジャンルにおけるトピックスで多数の解説記事やコラムを執筆。ニュースメディアのコンサルティングなども手掛ける。
日本の国内メディアと海外メディアの両方でのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会・文化など幅広いジャンルにおけるトピックスで多数の解説記事やコラムを執筆。ニュースメディアのコンサルティングなども手掛ける。