満期になった郵便貯金をそのままにしているみなさん。郵便貯金に預けたお金が、満期後20年放置すると消滅してしまうのをご存じですか?

自分のお金なのに消えてしまうというのは信じがたいことですが、実際に消滅した貯金は、2021年度は457億円、2022年度は197億円と非常に大きな金額になっています。

あなたの郵便貯金は大丈夫ですか?

■対象となる郵便貯金は?

消滅の対象となる郵便貯金は、2007年9月30日以前に郵便局に預けた定額郵便貯金、定期郵便貯金、積立郵便貯金です。

満期後20年動きがないと、預金者に対して払い戻しを促す書類が送られます。その後、2カ月が経っても払い戻しの請求がないと、権利が消滅して払い戻しが受けられなくなるということが旧郵便貯金法で規定されています。

通常郵便貯金や通常貯蓄貯金は、原則として権利が消滅することはないので、窓口で手続きすれば引き続き利用することが可能です。

■2024年から権利消滅後も払い戻し可能