アジアの近現代の美術作品を展示する「福岡アジア美術館」や、池泉回遊式の日本庭園が美しい「楽水園」、博多駅に入っていく列車の様子を眺められる「つばめの杜ひろば」など、知る人ぞ知る、博多の穴場観光スポットをご紹介します。
1.福岡アジア美術館
「博多リバレイン」の7階・8階にある穴場スポット。アジアの近現代の美術作品を系統的に収集し展示する世界に唯一の美術館です。アジア23か国と地域の作品を対象に約4,000点の作品を所蔵しており、テーマごとに年8回ほど展示の入れ替えを行っています。
また館内にはカフェ「MUSEUM CAFE by IENA COFFEE」があり、そちらも居心地がいいと評判です。
2.楽水園
博多駅から徒歩8分ほどの場所にある日本庭園。博多のオフィス街の中で静寂を感じられる癒しスポットです。博多の商人が1906年(明治39年)に別荘として建てたもので、戦後は旅館「楽水荘」として使用されていました。
その後1995年(平成7年)に福岡市が整備し、「楽水園」として開園。池泉回遊式の日本庭園をゆっくりお散歩することができます。当時の茶室を復元した「楽水庵」で、抹茶(有料、季節のお菓子付き)を味わうのもおすすめです。
3.承天寺
博多駅から徒歩10分ほどの場所に鎮座する「承天寺」は、うどん・そば・饅頭・羊羹の製法が日本で最初に伝えられた発祥の地。さらには日本三大祇園祭のひとつ「博多祇園山笠」の発祥地でもあります。博多祇園山笠は現在、櫛田神社を中心に行われていますが、もともとは1241年(仁治2年)に博多で疫病が流行した際、聖一国師が施餓鬼棚(せがきだな)に乗り、それを棒で担がせて祈祷しながら町中を歩き、病魔を退散させたのが由来という説があります。
境内には玄界灘をモチーフにした美しい石庭「洗濤庭」があり、通常は非公開ですが、「博多旧市街ライトアップウォーク博多千年煌夜」の期間のみ見学が可能。ライトアップされた幻想的な石庭の様子を鑑賞できます。