これまでキックボクサーとして活躍していた木村だが、キックボクシングでの戦績は37勝10敗1分2無効試合。2つの無効試合は今年6月のダリ戦、その前戦の3月の試合だったが、ほかにも“ドーピングパワー”で粉砕された選手たちがいるはず。今となってはヤブの中だが、検査結果が陰性で復帰できたとしても、そう簡単にドーピングパワーは衰えないようだ。
「すでにYouTubeなどで指摘している専門家もいるが、ドーピング使用を止めても、使っていた時の状態を止めてから10年ほどは筋肉の細胞が覚えている。結果、使用していない人と同じトレーニングをしても効果がぜんぜん違うので完全な“シロ”とは言い切れない。なので、2回も引っかかった木村を復帰させるのはスポーツ界の常識ではあり得ないだろう」(薬物に詳しいスポーツライター)
復帰のリングでは、木村に盛大なブーイングが浴びせられることになりそうだ。