このレシピを試すのにかかる時間
- 120分~
基本の小豆の炊き方のレシピ
美味しく小豆を炊く前に、まず小豆はその年に収穫した新しい物を用意します。皮も柔らかく比較的早く炊けるので、まず新しい小豆から挑戦しましょう。ひね豆と呼ばれる時間が経った物は、凝縮された味ですが固めなので、炊くのに時間がかかりコツも必要になります。
材料(作りやすい分量)
乾燥小豆 250g
粗製糖 200~230g(洗双糖を使用、お好みの砂糖を使って下さい)
塩ひとつまみ
水1000ml
作り方
① 乾燥小豆は、水で洗ったら、鍋に入れ、たっぷりの水(分量外・小豆の高さの2倍くらいの量)を注ぐ。
② ふたをして火を点ける。沸騰したら中火で10分ほど茹で、火を止め、そのまま30分置く。
③ ざるに上げ、湯を切る。
ポイント
最初に茹でるのは、渋抜きという作業です。
小豆の皮に含まれる灰汁の成分であるサポニンは、渋みや苦みがあるので、一旦茹でこぼして取り除きます。
小豆の美味しさが逃げてしまわないよう、ゆでこぼすのは、1回で十分です。
④ 再び鍋に③を戻し、分量の水を入れたら、火を点ける。
⑤ 沸々してきたら、火を弱火からとろ火にして50~60分煮る。時々様子を見て、灰汁が出てきた場合は取り除く。
吹きこぼれそうな時は、フタを少し開けておきます。
火力の違いがあるコンロでは、一番小さい個所の弱火を使うと良いと思います。
小豆の状態によって柔らかくなるまでの時間が違います。45分を過ぎたころから、柔らかさの確認をして下さい。
⑥ 粒を指で潰し、中まで柔らかくなったことを確認したら、そのまま30分置いて蒸らす。
(蒸らすことで、炊きむらを無くします。)
⑦ 粗製糖を2回に分けて入れたら、塩を加えて沸々してから10分ほど煮て馴染ませる。
ポイント
砂糖を一気に入れると、浸透圧の関係で小豆から水分が抜けて固くなってしまいます。
一回目を入れたら、優しくかき混ぜながら溶かし、次を入れます。
⑧ 甘みが染みるよう、冷ましたら出来上がり。
甘みと水の量は、お好みに合わせて調節してください。
炊いている間に水分が少なくなり過ぎた場合は、様子を見ながら足してください。
出来上がり時に水分が多い時は、フタを取って煮詰めます。ちなみに、そのままに詰めると、あんこになります。
ぜんざいのレシピ
材料(2人分)
炊いた小豆 おわん2杯分または適量
餅 2~4個
作り方
① 餅は、フライパンまたは魚焼きグリルなどで、柔らかくなるまで焼く。
② 炊いた小豆は小鍋で温め、器に盛る。
③ ①を乗せたら、出来上がり。