年初に「解散した水田の取扱説明書」を作る。それがもっとも必要なタイミングで、それにもっともふさわしいメンバーが揃ったのが、今回の同期旅だった。

 以降、和牛の解散は番組の縦軸になっていく。

 最初のロケ地に向かうバスの中で、同期メンバーたちはさっそく「和牛解散」という難題を因数分解していく。

 藤崎マーケット・トキが「賢ちゃん(和牛・川西賢志郎)とせっしゃん(瀬下)がいない!」と振ると、川原が「どっちも解散したんや!」と返す。和牛の解散は3月だし、天竺鼠は瀬下が活動自粛中だが解散したわけではない。

 かまいたち・山内健司は直前まで解散を知らされなかったことでスタッフにナメられることになったと水田にクレームを入れ、トキは「なぜ解散になったん!」「漫才、あと1回だけ見せてくれ!」と迫る。

 アインシュタイン・稲田直樹は「ライブとか、水田がやってるやつ見たんですけど、楽しそうにやってて」と話し始める。同期旅とはいえ、稲田はほかのメンバーより2年後輩の28期だ。相方の河井ゆずるが26期である関係で参加しているが、水田を「水田」と呼び捨てする間柄ではない。