華のあるコンボイのキャラクターはバラエティでも即戦力に見えるし、仁木のコントロール次第では今年、『M-1』の決勝まで見えてきそうだ。コンボイはすでに『マルコポロリ!』(関西テレビ)で東野幸治にイジり倒されており、賞レースを待たずにブレイクする可能性もある。
パンプキンポテトフライはバナナマンやスピードワゴンが所属するホリプロコムの10年目。『M-1』では最高成績が準々決勝だが、昨年のワイルドカードでは目を覆いたくなるほど強烈な下ネタで度肝を抜いてみせた。
また、谷拓哉は「ネオクズキャラ」としても局地的な注目を集めており、特にチョコレートプラネットのYouTube企画「マネーのクズ」では、その色気と話術で長田庄平、シソンヌ・じろうを魅了している。こちらも『マルコポロリ!』にクズくくりで出演しており、その際もスタジオを谷一色に染めて見せた。
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芸人にとってネクストブレイク枠というのは、期待値であると同時に呪いでもある。かつてのニューヨークやAマッソなど、「ネクストブレイク」のまま次々に後輩のブレイクを見送るという時代を過ごしたコンビもある。
果たしてこの中から、新たなスターが生まれることはあるのだろうか。
(文=新越谷ノリヲ)