まず筆頭は、昨年の『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)で、芸歴1年目ながら堂々とした振る舞いで爪あとを残した、はるかぜに告ぐ。
さらば青春の光・森田哲矢が「土屋アンナと深キョンみたいだった」という華やかなルックスはもちろん、『M-1』では養成所在籍中の22年に3回戦進出、昨年は2回戦どまりだったものの『THE W』でファイナルに残り、すでによしもと漫才劇場でも翔メンバーに名を連ねるなど、本業の漫才でも評価はうなぎのぼり。ツッコミ・とんずの飄々とした佇まいと、上品ながら毒を含んだ一色といろのキャラクターのコントラストもよく、大物相手にも物怖じしそうもないのもいい。
同じ『THE W』でトップバッターを務めたまいあんつも期待の1人だ。現在のお笑い界には珍しい若手の女性ギャガーであり、フワちゃんやAマッソ・加納と親交が深いことから、フックアップにも期待できる。渡辺直美やゆりやんレトリィバァがひとつずつステージを上げていく中で、バラエティの空いた席に飛び込んできそうだ。
男性では、漫才コンビのケビンスとパンプキンポテトフライを挙げておきたい。
ケビンスは結成4年目となるが、ともに何度も解散を繰り返した来た山口コンボイと仁木恭平のコンビ。コンボイは自らを「ネタが書けるツッコミ」だと思っていたというが、「元気なバカ」のボケを探していた仁木がコンボイを見出してコンビ結成。『M-1』では初年度から準々決勝に進出し、22年は準決勝に進出。敗者復活戦でも爪あとを残している。
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