若い世代からの支持という観点でいうと、2023年末に発表された「Z世代が選ぶ!!『2024年ネクストブレイク俳優・女優TOP10』」で1位になった桜田ひよりが最も注目度が高い。同ランキングはバイドゥが提供する日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」の10~24歳のユーザーを対象に調査したもので、桜田は「どんどん大人っぽくなってかわいいし実力もある」「交換ウソ日記での演技力がすごかった」「小顔だけど見ていて演技や目付きで役が変わって見えるのはすごい」といった声を受けて男女総合のトップとなった。

 小学生時代から子役として活動していた桜田は現在21歳で、2022年に社会現象となったフジテレビ系ドラマ『silent』で、ヒロインの相手役で聴覚障害のある佐倉想(演:目黒蓮)の妹役を演じたことで脚光を浴びた。2023年は高橋文哉が主演した映画『交換ウソ日記』でヒロインを務めたことなどで注目され、今年5月にはJO1の川西拓実とW主演する映画『バジーノイズ』の公開が控えている。

 高橋にしても川西にしても今をときめく人気イケメンタレントであり、その相手役を務めるとなると下手すればバッシングの対象になりかねないが、むしろ女性層から支持されているところを見ると、彼女は好感度が非常に高いようだ。そうした部分も、Z世代の選ぶ「ネクストブレイク女優」の筆頭となった要因の一つになっているのだろう。

 若手の逸材たちがひしめく状況から誰が抜け出すのか、新たなブレイク女性俳優の登場に期待したい。