2023年はNHK大河ドラマ『どうする家康』で徳川家康の孫娘で豊臣秀頼の妻の千姫を好演し、人気ドラマの劇場版として大ヒットした映画『ミステリと言う勿れ』ではヒロインに抜擢された。丸亀製麺「丸亀シェイクうどん」のCMでキュートなダンスを披露する姿も話題となり、今年3月には人気急上昇中の俳優・宮世琉弥とW主演する映画『恋わずらいのエリー』の公開を控えている。ネクストブレイク最有力の声が多いのも納得の躍進ぶりだ。
もう一人、俳優としてのブレイクを期待する声が多いのが「めるる」こと生見愛瑠だ。タレントとしてはすでに大ブレイクしており、バラエティやCMで見ない日はないほどだが、実は俳優としても評価が高まっている。
バラエティのイメージだと「明るいラブコメ作品のヒロイン」を演じそうに思えるが、2023年4月期に出演したテレビ朝日系ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』では、清野菜名、岸井ゆきのら実力派に混じり、メインキャストのひとりとして家族関係に悩みを持つ女性を演じストーリーを盛り上げた。さらに、木村拓哉が主演したフジテレビ系ドラマ『風間公親-教場0-』にゲスト出演し、殺人犯となってしまうシングルマザー役を熱演。SNS上の視聴者からは「バラエティの時と演技のギャップがすごい」「めるるって演技こんなに上手だったの?」などと驚きと称賛の声が飛び交った。
2023年10月期に放送された日本テレビ系ドラマ『セクシー田中さん』では、「若くて可愛い」ことしか自分の市場価値はないと焦って生きづらさを抱えている派遣社員の女性を演じ、昼は地味なOLで夜はベリーダンサーの顔を持つ主人公と出会い、人生に希望を見出していく姿を好演。ハマリ役として話題になり、視聴者に「俳優・生見愛瑠」の存在を印象づけた。代表作となるような主演作にめぐり合えれば、バラエティと同様に俳優業でもブレイクしそうだ。