「新人なのに、もう仕事に行きたくない。」希望に満ちて入社したはずなのに、まさか自分がこんな状況になるなんて…。と、思い悩んでいる人はいませんか?
でも、あなたが「仕事にいきたくない」と感じるのは、実は当たり前のことなんです!学生時代とは違う環境、新しい人間関係、全てが「初めて」に等しいため、戸惑うのが当然です。
今回は、新人さんが「仕事に行きたくない」と感じる理由とその対処法にフォーカス!
「新卒疲弊」を克服するための5つの極意をお伝えしていきますよ。
せっかく社会へ羽ばたいたあなたが、「仕事に行きたくない…。」と毎日悩むなんて勿体ない!是非この記事を読み、希望に満ちた社会人生活を取り戻しましょう。
PRIMEでは、他にも「仕事に行きたくない」という思いを抱え悩んでいる人向けの記事を多数ご紹介しています!是非あわせてお読み下さい。
1.新人はストレス過多!仕事に行きたくないと思うのが当たり前
「入社したばかりなのに、もう会社に行きたくない…。」そんな自分に嫌気がさしている人もいるかもしれませんが、実は新人が仕事に行きたくないと感じるのは、とても自然で当たり前のこと。
初めての業務で何も分からない!できることを探す方が難しい…。
職場は知らない人ばかり。人間関係をゼロから構築することにストレスを感じる。
早く仕事に慣れて成果をあげたい!日々プレッシャーを感じている…。
など、環境がガラリと変化するため、新人さんはストレスにさらされ「疲弊」しやすいと言われているのです!いわゆる「新卒疲弊」の状況ですね。
(引用:厚生労働省|新規学卒就職者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況))
その証拠に、大卒で就職してから3年以内の離職率は31.8%(平成27年)となっており、大卒で入社した新人の3割程度が3年以内に退職している現状があります。
では、新卒者をストレスにさらす原因は何なのか?「新卒疲弊」の現状を次で詳しくみていきましょう。
2.【体験談あり】新人なのに仕事に行きたくない!「新卒疲弊」の実態とは?
(1)思い描いていた「社会人生活」とのギャップ
多くの新人が夢や希望を胸に社会に出てきたにも関わらず、「こんなはずじゃなかった!」というギャップに苦しんでいます。
- 仕事をしたくても、右も左も分からないことだらけ。毎日覚えることばかりで辛い…。
- 資格取得したのはスタート地点に立ったに過ぎなった…。実際に業務に活かすには絶対的に経験が足りない。
- せっかく夢を叶えたけど、自分が思い描いていた生活とはかけ離れている…。
など、「理想と現実」のギャップに打ちひしがれる人が多いのです。
【体験談】子どもの頃からの夢だった看護師になった私。「患者さんを助ける!」と強い意気込をもって、総合病院に就職しました。
しかし、1年目の看護師時代は私にとって「地獄」でした。覚えることが沢山あり、毎日ヘトヘト…。知識が絶対的に足りていないので、先輩看護師から廊下で強く叱られることも日常茶飯事でした。そんなある時、点滴をする患者さんを間違えてしまうという重大ミスをしてしまいました…。プリセプターの先輩や先生も巻き込み大騒動になってしまったのです。 「患者さんを助けたい!」という気持ちで看護師になったのに…。これでは逆に患者さんに迷惑を掛けてしまっている。自分は看護師には向いてない。辞めたい…。と、「理想」と「現実」のギャップに苦しみ、精神的にもかなり不安定になった経験があります。(総合病院看護師・29歳)
(2)予想以上に多い仕事量
自分が予想していた以上の仕事量に、根を上げてしまう新人さんも多くいます。
- 残業はほぼないと聞いていたから就職したのに、実際はほぼ毎日残るのが当たり前!
- 自分のキャパ以上の仕事を受け持ちパンク寸前…。
- 出張から帰ってまたオフィスで残業は当たり前。上司がそうしているから自分だけ帰るわけにはいかない…。
など、想像以上の業務量に忙殺される人もいるようです。
学生時代とは異なり、社会人になると「仕事中心の生活」が待っています。アルバイトの延長のような感覚で就職してしまうと、そのギャップに耐えられないかもしれません。
【体験談】私が新卒で配属された部署は、北は北海道、南は沖縄まで1つの部署でカバーしています。そのため、出張が大変多く今日は秋田、明日は九州という具合に、上司と一緒に全国を飛び回る生活をしていました。当然、それぞれの打ち合わせに付随する資料や成果品をその都度仕上げる必要があるため、出張とデスクワークに追われる日々…。疲れた体に鞭打って出張から会社に帰り、深夜まで次の打合せ用の資料を作る。この繰り返しで、体も心も疲れ果ててしまいました。
もともと忙しい職場とは知っていましたが、想像以上!入社前にもっと内部の人とコミュニケーションをとって、現実を知っておくべきでした…。(29歳・職種未回答)
(3)自分の希望とは異なる部署への配属
「入社したらこの部署で働きたい!」と思っていたのに、実際には全く想像していない部署に配属されてしまう新人さんも少なくありません。
「知識をつける良い機会だ!」と、前向きに捉えることができればいいのですが、希望する部署に配属されるために資格取得や勉強を続けてきた人にとっては、受け入れがたい現実ですよね…。仕事に対する意欲が薄れ、自暴自棄になるのも当然です。
【体験談】物凄い倍率を勝ち抜いてテレビ局に入社!自分は映像制作にのめり込んでいて、大学でも映像サークルに所属。エントリーシートや面接でもその話をしたので、当然制作側に配属されると思っていました。
でも、蓋を開けてみると自分が配属されたのは「営業」でした…。「なんでなの!?」という気持ちが抜けず、やる気や意欲が湧かない日々が続きました。「接待するために入社したんじゃない!」そんな気持ちが溢れてしまい、結局入社2年目で退職しました…。(28歳・映像クリエイター)
(4)理想とは程遠い人間関係
上司と部下の風通しがよく、困ったことがすぐ相談できる。同期とはお互い高め合える関係が築ける。そんな人間関係を期待して入社した人もいるかもしれませんが、残念ながら理想通りにはいかないことが多々あります。
- 上司が高圧的でパワハラ気質
- 社員全員が仕事追われ新人指導をしてくれる人がいない
- 入社したものの空気のように扱われ全く周囲と馴染めない
など、「人間関係」が原因で仕事に行きたくないと感じる人も少なくないのです。
【体験談】新卒で入社した会社を、人間関係が嫌すぎて半年で退職しました。
女性が多い職場で陰口や陰湿ないじめが横行しており、自分はそれに同調することができませんでした。よくミスをする人がターゲットになっており、業務上重要な連絡をわざと伝えないなど、とにかく職場の雰囲気が最悪!主犯格の3人以外は、どんどん退職していくような環境でした。今の会社は雰囲気もよく働きやすいため、転職して正解でしたよ!(26歳・新卒時は食品製造会社)
いかがでしょうか?新人が仕事に行きたくないと感じる理由は、「こんなはずじゃなかった!」という理想とのギャップで生じることが多いです。
仕事に対し理想があるのは大変すばらしいことですが、「こんなことがあるかも!?」と、ある程度身構えておくことも必要だと言えるでしょう。では、「新人疲弊」に陥らないためには、どんなことを身構えて対処すればいいのか?次で詳しくみていきましょう。