注目の邦画が多数公開され、ドラマの素晴らしさを改めて見直すこととなった2023年。本記事ではそれらの作品をより輝かせた20代の俳優にフォーカスを当て、振り返っていく。
◆単独連ドラ初主演にして堂々の存在感!橋本涼
出演作こそ多くはないものの、堂々の存在感からどうしても忘れられないのが橋本涼(HiHi Jets)だ。
彼は4月期に放送された「墜落JKと廃人教師」(MBS)で、単独では初となる連続ドラマの主演を飾った。演じたのは高校教師・灰葉仁。いつもやる気がなく、問題行動も多い上に生徒に手を出してしまう“ダメな大人”。だが、好きになった生徒の機微に気付き、要所要所で救いの手を差し伸べ、次第に灰葉自身の過去も明らかになっていく……という、繊細な役だ。
やや気怠げな雰囲気、掴みどころのなさ、ふとした瞬間にこぼれる色気、それでいて絶妙に残る笑ったときのあどけなさと、多面的な魅力を持つ橋本。それが何層にも自身を隠す灰葉という役と溶け合う。近年でも随一の役とのベストマッチを堂々と乗りこなす様は圧巻だった。
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